不眠症にはさまざまな種類がありますが、その中でも多いのが「体は疲れているのに、布団に入ってもなかなか寝つくことができない」といった訴えです。 この状態は「入眠障害」と呼ばれます。寝つきが悪い状態が続くと睡眠時間が削られてしまい、次の日のコンディションも悪くなりがちですよね。一度でいいからスイッチを消すように寝つきたい!そんな方には、ぜひ試してもらいたいツボ押しがあります。

ツボのなかには、心身をリラックスさせて眠りを促すものがあります。不眠解消に効くツボとして最も紹介されるツボは、耳の後ろにある「安眠」と呼ばれるいかにも眠りにつけそうなツボ(耳の後ろの下に向かって尖っている骨から下におよそ指の幅1本分のところ)ですが、今回は手足にあるツボを紹介します。

足の甲側、母指と第2指の間の水かき部分にあります。「行間(こうかん)」と呼ばれ、イライラや不眠に効くツボとして知られています。指圧は深呼吸をしながら押すのが基本です。気持ちいいと感じる強さで指圧してください。

「内関(ないかん)」と呼ばれるこのツボは、両腕の手首から指横幅3本分の位置、2本の健の間にあります。自律神経失調症、イライラ、不安感、緊張、動悸に効くとされ、心身をリラックスさせてくれます。

「湧泉(ゆうせん)」と呼ばれるツボです。足の指を曲げたときにできるくぼみにあり、頭痛の解消、疲労回復、リラックス効果、全身の血行改善などに効果が期待できます。親指を使って強めに押して下さい。30秒押したら、5秒指を離し、再び30秒押します。それを何度か繰り返しましょう。

寝つきの悪さの原因はさまざまですが、脳を覚醒してしまうカフェインやパソコン画面などは避け、起床時間を一定にし、夕方以降は間接照明などの穏やかな光の中で過ごすなど、眠りやすい環境を整えるのも大切です。

不眠で悩んでいるという方は今回紹介したツボを刺激してみてください!心も体もリラックスしてぐっすり眠りましょう。