梨の栄養成分と秋にうれしい効能とは?

梨がおいしい季節ですね!

旬の食べ物は、何でも美味しくて理に適った栄養素を持っていますよね。

梨には、日本なし(和梨)・西洋なし・中国なしの3種類があるんですが、今回は、和梨の栄養成分とその効能について調べました。

梨の栄養成分とその効能

梨ってみずみずしくて、シャリシャリした食感が美味しいですよね。

実は、梨の約90%は、水分なんですよ。

これを聞くと、10%しか栄養無いじゃん、梨って大したことないじゃん!って思いがちです。

でも、基本的に野菜や果物は、80~90%水分なので、梨が特別じゃないんですよ。

この残りの10%に貴重な栄養成分がギュッと含まれているんです!

じゃあ、残りの10%に含まれる栄養成分とその効能にはどんなものがあるか見ていきましょう。

・果糖などの糖分

まず、梨の甘みは、果糖などの糖分です。

果糖は、字の如く果物に多く含まれる糖分。

消化も吸収も穏やかで血糖値が上がりにくい糖質として有名ですね。

・リンゴ酸・クエン酸・酒石酸

さらにリンゴ酸・クエン酸などが程よい酸味を出してます。

クエン酸には、疲労回復効果がありますよね。

程よい糖分とクエン酸は、疲労回復にはぴったりの組み合わせ!

・アスパラギン酸

アミノ酸の一つであるアスパラギン酸が梨には含まれています。

アスパラギン酸は、筋肉や内臓のもととなるたんぱく質の合成に必要な物質。

代謝を促進したり、スタミナの増強に有効な成分です。

・カリウム

カリウムが含まれており、高血圧症に良いと言われています。

これは、カリウムがナトリウムを外に排出させる働きを持っているからです。

塩分を外に排出させるため、むくみにも効果があるとされています。

・豊富な食物繊維とソルビトール

石細胞(食物繊維)が豊富で便通によく効くとされています。

また、糖アルコールのソルビトールも含まれており、便をやわらかくし、腸の動きを活発にしてくれる働きがあるため、便秘の解消に良いですね。

ソルビトールは、甘みが強く、清涼感があることから、咳やのどの痛み、声枯れにも効果があるそうです。

・消化酵素(プロテアーゼ)

梨には、食後に食べる事によって消化を助ける働きがあります。

これはプロテアーゼという消化酵素によるもの。

たんぱく質を分解する酵素で、調理に梨を使えばお肉を柔らかくしてくれますよ。(すりおろし梨にお肉を10分ほど漬けるだけ!)

夏バテ、暑気あたりには梨を!

夏の暑さに疲れた秋の胃腸にも優しい梨。

薬膳でも、水分を補い体の内部の熱を取り除く、とされているので、是非、夏バテ・暑気あたりには梨を食べましょう!

ただし、たくさん食べるとお腹が冷えて、下痢をしやすくなるので注意してくださいね。

梨の成分・効能を知れば、ますます美味しく梨をいただけますよ~。

もう一つ・・・

秋の味覚として味わっておきたい果物といえばぶどうですよね!

ぶどうの名産地の山梨県では7月から10月にかけて、様々な種類のブドウが収穫されています。旬の時期の合わせてぶどう狩りのツアーなんかも沢山あるので、もぎたてのぶどう頬張りにお出かけしてみてはいかがでしょうか?

巨峰などは甘くてとても美味しく、濃い紫色でアントシアニンも沢山はいってそうで、いかにも健康に良さそうですよね。それから緑色のマスカットや紅色の甲斐路など、品種も多数ありますが、それぞれ栄養価って変わってくるのでしょうか。

今回は、色々な種類のぶどうの栄養価とその効能について、詳しくご紹介しちゃいます!

 

ぶどうの主な効能とは

夏から秋にかけて収穫されるぶどうですが、太陽の恵みを受けて栄養価も豊富、夏の暑さで疲れきった体に適度な栄養分を補ってくれます。

ブドウの種類によっても栄養素が違ってきますが、一般的な紫色のぶどうには

  • 疲れ目
  • 肉体疲労
  • 腸内の環境改善
  • むくみ改善
  • アレルギーを抑え、細胞を若返らせる

ぶどうにはポリフェノールが豊富で、その一種である苦味や青紫や赤い色素の元であるフラボノイドのアントシアニンやが含まれています。

アントシアニンはブルーベリーなどのベリー系の紫や赤色の濃い果物に多く含まれており、目の網膜にあるロドプシンという細胞の働きを助ける役目をしているので、眼精疲労やかすみ目、ピント調節機能を改善したり、動脈硬化にも効果があるといわれ、血流の改善もしてくれます。

ちなみにポリフェノールは何なのかといいますと、果物の色素や、苦味や渋み成分のことで、外敵や紫外線などから身を守るために合成された化合物のことで、強い抗酸化作用があります。

病気の元の活性酸素を除去する働きがあるので、癌・心臓病予防や循環器系の病気、老化防止にも効果があります。

腸内の環境改善

ぶどうに含まれるポリフェノールの一種のタンニンは、悪玉菌を減らす働きをして、下痢止めにも効果があります。またカテキンは善玉菌を増やして整腸効果があります。なので急性胃炎など、胃腸が弱っている時の栄養補給としても有効です。

さらには有機酸の効果により、ビフィズス菌などの善玉菌を増やしてくれます。

むくみ改善

ぶどうにはカリウムをはじめ銅やマグネシウムなどの、ミネラルも豊富です。特に妊娠中の方、夏の間に新陳代謝が落ちてむくみがちな方などにはありがたい栄養素が沢山。

カリウムには体内の余分な水分を排出してくれる働きがあり、疲れた腎臓や肝臓にも機能回復効果が期待できます。

アレルギー予防と細胞が活性化

ポリフェノールの一種であるレスベラトロールという成分は渋みのもとで、主に皮に含まれていますが、食物アレルギーの発症を抑える効果があることが近年発見されました。また長寿遺伝子を活性化するため、長生きできるという夢のような成分らしいですよ!

ぶどうに入っているポリフェノールは体に嬉しい働きを沢山してくれますが、この作用によって細胞に受けた色々なダメージを修復、そして活性化してくれるので、ぶどうを食べると若返り効果も期待できるかもしれませんね。

種類ごとで栄養価って違うの?

マスカット

カロリーや甘さの度合いも、種類によって違います。巨峰とマスカットだとマスカットの方が爽やかな甘さでカロリーも控えめ。

色も紫や赤みの強い色ほどアントシアニンなどのポリフェノールが多いと言われています。よく白ワインより赤ワインの方がポリフェノールが沢山入っているなんて聞きますよね。

ぶどうの皮と実に含まれているポリフェノールの値を研究していた岡山理科大学の分析結果では、皮では巨峰が断トツでアントシアニンやフラボノイド、ポリフェノールの総量が多かったですが、実ではどれも微量でそんなに大差はない?ような値でした。

ですので、皮に近い身の部分を出来るだけ食べるように心がけると、栄養分が摂取できそうです。

 

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